じゃあ、もしかして、あの二人…。 頭に、美由を抱く洸輝を想像してしまって、あたしは血の気が引いた。 イヤ…。 止めて! 「止めて~!!」 汗が出て、呼吸が乱れながらも、それが夢だと分かり、心底ホッとした。 「夢…」 何て嫌な夢…。 だいたい、さっきまで、抱かれてたのは、あたしの方よ。