「あ~、懐かしいなぁ」 部屋に入ると、洸輝はスーツを脱いで、ソファーへ座った。 「ねえ、洸輝。さっきの人は誰?」 「あっ、ごめん。亜美には言ってなかったもんな。彼女は、オレの専属秘書なんだ」 やっぱり! 秘書だったんだ。 しかも、専属って…。 「ロンドンでも、一緒だったの…?」 「そうだよ。彼女は、オレが呼び寄せたから」 なんて、得意げに言ってる。