社長の彼とあたしの最後の恋愛



「こっち向けよ亜美。夜景じゃなくて、オレを見ろ」


半分、強引にあたしを振り向かせ、洸輝はキスをした。



「洸…輝…」


そう名前を呼ぶだけで、精一杯。


息が止まるほどのキスの後、洸輝はゆっくりと、あたしをベッドへ押し倒した。


実は流産以来、初めて洸輝に抱かれる。



彼は彼なりに、責任を償ってくれてたみたい…。


洸輝のせいじゃ、ないのね…。