「相変わらず、夜景がよく見えるよね…」 結婚式も終わり、入籍を済ませ、晴れてあたしは、内田亜美から、渡辺亜美へと変わった。 「すごいだろ?亜美が喜ぶかなと思って、最上階にしたんだ」 窓の側に立っているあたしの後ろから、洸輝が抱きしめてきた。 「うん…。ありがとう。すごくキレイ」