とにかく、一流企業が集まるオフィス街。 ここの住所を言うだけでも、かなりのステータスなのよね。 「亜美。これからは、この会社を、亜美にも支えてもらうから」 優しく微笑みながら、洸輝はあたしの手を握る。 「うん…。出来るだけ、支えになる様にするからね」 「そんなに気負わなくていいよ。とにかく、オレの側にいてくれれば、それだけでいい」