「何するのよっ!てか離してっ!」


「や・だ・ね☆離してほしかったらこれから言うこと聞いてくれる?」



目の前の男…いや、石橋基樹はそう言いながら口の端を上げてニタついていた。


「な…なによっ!」


「ん~と……」




さっさと言えよっ!って言いたいとこだけどこんなことを言ったらますますこの男のペースに巻き込まれる可能性高いので抑えとこう…。


「……」



ってゆ~か…なんでいきなり無言?