Fluorite 〜光〜




「お祭りに行こう!!」
突然叫んだのは、秋山先輩。


岡本先輩はその大声を完全無視。

ゆり先輩は暑さに弱いみたいで、扇風機の前でへばっている。
秋山先輩の声にはちらっと目を向けただけ。


「‥‥お祭り?」
反応したのは、秋山先輩の声で現実に引き戻された私だけだった。