「どうかした?」 「え‥‥‥?」 「なんか‥‥‥暗い顔してるからさ。」 私そんなに表情に出てたかな。 パパが倒れたことは、 部活の先輩と、仲の良い友達数人にしか話していない。 先輩に話したのは、部活を早く抜けさせてもらうことがあるからだった。 「大丈夫だよ。」 そう言って笑ってみせる。