それから、授業が終わって…

放課後になった。


「私は、部活に行ってくる!明日の球技大会がんばろうね♪」

バイバイと手を振って体育館へと姿を消した。


私は、今日も委員会。図書室にいかないと…

いつもどうりに鍵を職員室に取りに行き、カウンターのところで一人で本を読んでいた。


ガチャン…


誰かが図書室に入ってきた。

…っ!
一ノ瀬 亜綺羅っ!

私は、顔を本で隠すようにした。一番会いたくない人にあってしまった…

「なのは!この前はいきなりキスしちゃってごめんね!なのは、可愛かったから!」


「キスって…気軽にする事なの?」

キスって、お互いに本気で愛し合った同士でするものじゃないの?

「なんで?キス…嫌だった?」

「一ノ瀬は、誰とでもキス出来るんだね…」

「っるせぇよ…俺だって……」


なにかをいいかけてやめてしまった。