*なのはside*

迷っちゃった…
回りは、男の子ばっかりで話しかけずらい。

どうしよう、遅刻しちゃう。

「どうしたの?」

って雅大がいきなり声をかけてくれた。

「わっ!」

いきなりでびっくりしたけど、私は嬉しかった。
困ってるときに気付いてくれる、その優しさが私はたまらなくうれしかった。

「べっ…べべべつになんでもないんだからなっ!」


なんでもなくなんかない。助けてほしいよ。でもなんで素直になれないの?
思ってることと違うことをいっちゃうの?


そう。
って言って雅大は、先に行こうとした。
私は、とっさに手を掴んでいた。

それから、雅大は優しく私の手を掴んで一緒に学校へ行ってくれた。


「もう、迷うなよ。」
って一言だけ会話をして、雅大は、手をはなして教室へいった。

私もあとから行った。