センパイはあたしの憧れだった。

でも

憧れじゃだめだった。

センパイはあたしの

好きな人だった。



「まゆぅー?ねぇーまゆー??」

「わっ!きらセンパイ!!もぉ~
おどろかせないでよー(笑)」

「ってか一緒に弁当食べてんのに
1人でボーっとしてんじゃねぇよ(笑)
ってかなんで友達と食べないの?
なんていうの…恋ばな!?とか
そーいうのしないわけ?(笑)」

あたしは大好きなきらセンパイと

一緒にいたいから

弁当を一緒に食べようと

毎日きらセンパイの教室まで行って

言っている。

きらセンパイはあたしの誘いに

いつもOKしてくれる。

あたしはそれだけで嬉しくて

でもいまはそれだけじゃ

足りなかった。