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「ん?あ、美憂だ」



山中美憂は、俺の幼馴染。
ちっさい頃から、ずーっと一緒!


「美憂?どした?」
『たいちゃん…ぐずっもう嫌だよぉ…』
「どこにいるん?」
『…ずっ…うさぎ公園』
「分かった。今行くから」



俺は電話を切って走った。

美憂は人より可愛い。
だから女子のいじめが激しいんだ。


でも、哀羅は美憂にやさしくしてくれる



いつも、

「大好きな人の幼馴染なんだから、好きに決まってるでしょ!」

って言ってくれる



俺は哀羅に電話した。

『大樹!どーしたん?』
「…美憂がまた…」
『また!こりないなぁ、あいつら…まって、うちも行く!』
「家の前にいるから…」
『わかった』



すぐ出てきた哀羅は、なにも言わず俺の後ろにまたがった


「行こ?」
「おう」