この後また何か言われそうだなぁ~・・・。



だから私は逃げるッ。


「あッ。私、午後から友達と遊ぶ予定があったんだ!そんじゃ用意してくるから~」



逃亡。



まぁ、午後から出かけるのは本当だけどね。


弘樹とデートするんだぁ♪



私は自分の部屋のタンスをまたあさる。




しばらくすると後ろから気配を感じた。


「!?」



後ろを振り向くと翔くんの姿があった。



「・・・何?彼氏とデート?」




この人、怖いッ。



いつも知らないうちに部屋に入ってるぅぅぅぅ!



「そうですよーだッ。悪いですか?」



年下の翔くんになぜか敬語を使ってしまう私。



え?


なぜかって?




それは翔くんの目がすごい怖いからですーッ!