「勘違いですよッ!しかも一緒に寝てませんしッ!」
必死に否定する私。
「あら、今朝そうだったじゃないの♪」
数メートル先にある椅子に座り足を組んでコーヒーを飲むお母さん。
誤解を招いたのはお母さんか!
「あれはッあれはッ・・・!」
何て説明すれば良いのか分からないよッ。
「・・・メアド交換してたんだよ・・・」
私の後ろから聞こえる少しトーンの低い声。
振り向いたら翔くんの姿があった。
「なあ?」
「う、うんッ!メアド交換してたの」
そう言うと2人はつまらなさそうに「何だ・・・」と言った。
何だって何よ!
「姉弟が恋愛するなんてありえねぇから」
うんうん!
ありえない。
・・・ん?
何か翔くん、今朝と言ってること違くない?
