その後、私達は飲み終えゲームセンターに向かった。
「ねぇ」
「ん?何!?」
急に話をかけられ驚く私。
「もしかしてさ、義弟を好きになったりしないよね」
険しい顔で言う弘樹。
「そんなことないじゃんッ!絶対にないッ。私はずっと弘樹が好きだよ」
そう言うと弘樹は安心して溜め息をした。
絶対、翔くんだけは好きにならないッ。
神様に誓ってまで言える!
絶対ないから!
ないないないないッ。
ましてはあのドが付くほどのド変態男!
理想の好みと違うしッ。
「良かったぁ」
笑顔でそう言っている弘樹にすごくキュンとした。
