天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ

「ちゃ、ちゃくせーき…」

生徒達が席に座る。

「先生今日もタメになる授業をお願いします!教科書は何ページだっ?さぁ!はいっ!カマン!」

机を叩きながら、無駄にうるさい修三。

「おめぇさん、ちと黙ってられねぇか?」

兄上が胡乱な目をする。

「じ、じゃあ…教科書の54ぺー…「54ページだみんなぁっ!前回の授業の内容を思い出せぇっ!君達ならできるぞ!さぁ!さぁ!」

鞠子の小さな声に被せて喚く修三。

お前ホント黙れ。

やたら喧しい熱血に時折妨害されつつ、鞠子は授業を進めていく。