甘党なのか味覚がおかしいのか。
ともかくモーニングコーヒーならぬモーニング角砂糖を飲み干し、鞠子は教科書を手にして職員室を出る。
一時間目は無口少女のクラスでの授業だ。
ガラッと教室の引き戸を開けると。
「きりーつ」
学級委員の声で生徒達が立ち上がる。
教壇に立つ鞠子。
「礼」
その声に。
「よろ「よろしくお願いしますぁあぁあっ!」」
他の生徒達よりも一際大きな声で挨拶する男子生徒。
(そ、そうか…)
その大声に驚いて、かけていた眼鏡を半分擦り落としながら、鞠子は思い出す。
(ここは修三君のいるクラスだったっけ…)
ともかくモーニングコーヒーならぬモーニング角砂糖を飲み干し、鞠子は教科書を手にして職員室を出る。
一時間目は無口少女のクラスでの授業だ。
ガラッと教室の引き戸を開けると。
「きりーつ」
学級委員の声で生徒達が立ち上がる。
教壇に立つ鞠子。
「礼」
その声に。
「よろ「よろしくお願いしますぁあぁあっ!」」
他の生徒達よりも一際大きな声で挨拶する男子生徒。
(そ、そうか…)
その大声に驚いて、かけていた眼鏡を半分擦り落としながら、鞠子は思い出す。
(ここは修三君のいるクラスだったっけ…)


