天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ

集めた落ち葉も焼却炉で燃やし、今度は花壇の手入れ。

花の咲く時期ではないとはいえ、枯れた雑草を抜いたり、ゴミを拾ったり、やる事は多い。

この後は学園各所にある空き缶入れの空き缶の回収もある。

寒い冬とはいえ、小岩井の額に汗が滲む。

そうこうしていると。

「小岩井さん、あのっ…」

後ろから呼ばれる。

振り向くとそこには、鞠子、こはく、雪菜、逸男、ルイの五人が。

「もう昼休みですよ。し、食事なんてどうでしょうか…?」

相変わらずオドオドしながら言う鞠子。

「学食でご飯食べましょうよ。寒いから温まらないと」

こはくが女神の微笑みを見せた。