布団を軽く畳み、顔を洗い、歯を磨き。

「いやぁ、清々しい朝だ!今日もいい天気になるに違いない!」

彼は窓を開け、大きな声で独り言を言う。

いい天気も何も、まだ太陽すら顔を覗かせていない時間だ。

当然学生寮の他の住人達はまだ寝ている。

「こう爽やかな朝だと、体を動かしたくなるなぁっ!そうは思わないかみんなぁっ!」

「うるせぇぞバカヤロウ!」

どこかの部屋から、苦情が聞こえるが。

「元気な挨拶有り難う!貴方にもバカヤロウ!」

はっはっはっ!とか笑いながら。

修三は爽やかに挨拶する。

コイツ全然めげねぇ、超ポジティブ。