「前に小岩井さん…私の作ったかぼちゃプリン食べたいって言ってたから…それで今日作ってきたの思い出して…教室に取りに行って…戻ってきたら…小岩井さんがうさぴょん先輩と話してて…」
混乱するように言葉を紡ぎ出す雪菜。
「小岩井さん…あの保健室でお茶を飲むのを趣味にしていた幽霊さん…あぁ…!…思い出した…あの幽霊さんの名前も小岩井さん…でも…今目の前にいるのは幽霊じゃない…用務員さんの小岩井さん…それに用務員さんの小岩井さんは死神で…」
記憶が錯綜する。
頭を抱え、しゃがみ込む雪菜。
…見ていられない。
「彼女の…記憶の消去を」
死神少女に言う小岩井。
しかし。
「いやですっっっっ!」
雪菜は強い語気で言い放った。
「小岩井さんの事忘れるのは…いやですっ!」
混乱するように言葉を紡ぎ出す雪菜。
「小岩井さん…あの保健室でお茶を飲むのを趣味にしていた幽霊さん…あぁ…!…思い出した…あの幽霊さんの名前も小岩井さん…でも…今目の前にいるのは幽霊じゃない…用務員さんの小岩井さん…それに用務員さんの小岩井さんは死神で…」
記憶が錯綜する。
頭を抱え、しゃがみ込む雪菜。
…見ていられない。
「彼女の…記憶の消去を」
死神少女に言う小岩井。
しかし。
「いやですっっっっ!」
雪菜は強い語気で言い放った。
「小岩井さんの事忘れるのは…いやですっ!」


