死神少女の発言に、押し黙る小岩井。
そんな彼に。
「どうしますか…?」
彼女は再び問いかける。
「どうする…とは?」
「勿論雪菜さんの記憶の件です…別に記憶が残っていた所で、何も不都合は生じません。小岩井さんが幽霊から死神になった、その事実が雪菜さんに知れるだけの話…しかし、小岩井さんが雪菜さんの記憶からそれを消去したいというのであれば…もう一度術を施して記憶を消し去る事もできます」
「…………」
少し視線を下げ、思案する小岩井。
しばしの沈黙の後。
「……消去を…お願いします」
小岩井は呟いた。
「雪菜さんに、幽霊から死神へと変わった者の記憶など不必要です…」
そう告げた直後だった。
「!?」
かぼちゃプリンの入った箱を落とす音。
「小岩井さんが…保健室の幽霊さん…?」
雪菜が、二人の会話を耳にしてしまっていた。
そんな彼に。
「どうしますか…?」
彼女は再び問いかける。
「どうする…とは?」
「勿論雪菜さんの記憶の件です…別に記憶が残っていた所で、何も不都合は生じません。小岩井さんが幽霊から死神になった、その事実が雪菜さんに知れるだけの話…しかし、小岩井さんが雪菜さんの記憶からそれを消去したいというのであれば…もう一度術を施して記憶を消し去る事もできます」
「…………」
少し視線を下げ、思案する小岩井。
しばしの沈黙の後。
「……消去を…お願いします」
小岩井は呟いた。
「雪菜さんに、幽霊から死神へと変わった者の記憶など不必要です…」
そう告げた直後だった。
「!?」
かぼちゃプリンの入った箱を落とす音。
「小岩井さんが…保健室の幽霊さん…?」
雪菜が、二人の会話を耳にしてしまっていた。


