ここ最近、ほぼ毎日のように思い出そうとしている保健室の幽霊の名前。
どうして思い出せないのだろう。
それに、あの幽霊も最近は姿を見せなくなったと専らの噂。
(どこ行っちゃったんだろう、あの幽霊さん…外見は怖いけど、一緒にお茶したりお話したり、見かけほど悪い人じゃなかったのにな…)
そんな事を思いながら中庭を歩いていた雪菜は。
「あ」
花壇の手入れをする小岩井の姿を見つける。
ツナギ姿、両手には白い軍手。
スコップ片手に土を掘り返す小岩井は、真剣だがどこか優しげな表情だ。
どうして思い出せないのだろう。
それに、あの幽霊も最近は姿を見せなくなったと専らの噂。
(どこ行っちゃったんだろう、あの幽霊さん…外見は怖いけど、一緒にお茶したりお話したり、見かけほど悪い人じゃなかったのにな…)
そんな事を思いながら中庭を歩いていた雪菜は。
「あ」
花壇の手入れをする小岩井の姿を見つける。
ツナギ姿、両手には白い軍手。
スコップ片手に土を掘り返す小岩井は、真剣だがどこか優しげな表情だ。


