天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ

さて、ここに来たのはコルプスと世間話をする為ではない。

「コルプスさん…貴方はいつからここに…?」

小岩井が訊ねる。

「いつからって…」

黒灰白の入り混じった髪を掻くコルプス。

埃がパラパラと落ちた。

「私、そもそもこの時代の人間じゃないんだよね、あ、ゾンビか…ともかく、中世ヨーロッパの頃の生まれでさ。この辺にも住んでた訳じゃないんだよ。で、そもそも死んでたのに目が覚めるわ、気がついたら知らない土地だわ、たまたま見かけた人には『バ○オハザードおぉおっ!』とか言われて逃げられるわ…これって誰に相談すればいいと思う?法律事務所?」

首を傾げながら、コルプスは真剣に悩んでいる様子。