朽ちた板を全て剥ぎ取り、三人は地下へと入っていく。
コンクリートの階段が延々と続く地下。
蜘蛛の巣が張り、足元に訳の分からない虫の死骸やら何やらが転がっていて、まだ何歩も歩かないうちから雪菜は小岩井の手を握る。
埃とカビの匂いが充満する薄暗い地下室。
お世辞にも快適な空間とは言い難かった。
それでも一歩、また一歩と下っていく。
「いいねいいね、こういう雰囲気大好き」
嬉々とした表情で階段を下りるルイ。
「ルイさん、あまり先へ先へと行かないで下さい…危険ですから…」
灯りもない地下に進む事を警戒するように、小岩井が窘める。
…その時だった。
コンクリートの階段が延々と続く地下。
蜘蛛の巣が張り、足元に訳の分からない虫の死骸やら何やらが転がっていて、まだ何歩も歩かないうちから雪菜は小岩井の手を握る。
埃とカビの匂いが充満する薄暗い地下室。
お世辞にも快適な空間とは言い難かった。
それでも一歩、また一歩と下っていく。
「いいねいいね、こういう雰囲気大好き」
嬉々とした表情で階段を下りるルイ。
「ルイさん、あまり先へ先へと行かないで下さい…危険ですから…」
灯りもない地下に進む事を警戒するように、小岩井が窘める。
…その時だった。


