このまま嘘を嘘で塗り固めていくのも不可能だろう。
小岩井は適度にぼかしつつ、この地下室の探索をする事を話す。
「探索っ?」
目をキラキラさせるのはルイ。
元々活発な性格だ。
こういう探検だの探索だのというのは好きらしい。
「テンジンジャーで出てくる悪者のアジトの参考にさせてもらうよ、この地下室」
意気揚々と入っていくルイ。
「わ、私は…」
不気味なところへ好き好んで入るほど、雪菜は怖いもの好きではないのだが、ルイに着物の袖を掴まれてしまったのだから逃げられない。
「怖いのいやぁああぁあ…」
半べそになる雪菜に。
「雪菜さん」
小岩井はポンと彼女の肩を叩いた。
「大丈夫です…何かあったら自分が守ります…」
小岩井は適度にぼかしつつ、この地下室の探索をする事を話す。
「探索っ?」
目をキラキラさせるのはルイ。
元々活発な性格だ。
こういう探検だの探索だのというのは好きらしい。
「テンジンジャーで出てくる悪者のアジトの参考にさせてもらうよ、この地下室」
意気揚々と入っていくルイ。
「わ、私は…」
不気味なところへ好き好んで入るほど、雪菜は怖いもの好きではないのだが、ルイに着物の袖を掴まれてしまったのだから逃げられない。
「怖いのいやぁああぁあ…」
半べそになる雪菜に。
「雪菜さん」
小岩井はポンと彼女の肩を叩いた。
「大丈夫です…何かあったら自分が守ります…」


