片手で揺さぶると、いとも簡単に板は剥がれ落ちた。
腐って脆くなっているらしく、最早封鎖している意味をなしていない。
これならば侵入は容易。
全ての板を剥がして地下に降りようとした小岩井は。
「あっれぇ?何してんの小岩井さん」
キョトンとした顔でこちらを見ている3年の神逆 ルイ、そして雪菜に声をかけられた。
「……ここに学園の備品が片付けられているらしくて…それを出してくるように教頭から頼まれまして」
咄嗟に嘘をつくものの。
「小岩井さん、嘘をついていますね?」
雪菜の曇りなき純粋な瞳が、瞬時に嘘を見抜く。
もっと言えば小岩井の真面目な性格上、嘘は苦手なのだ。
腐って脆くなっているらしく、最早封鎖している意味をなしていない。
これならば侵入は容易。
全ての板を剥がして地下に降りようとした小岩井は。
「あっれぇ?何してんの小岩井さん」
キョトンとした顔でこちらを見ている3年の神逆 ルイ、そして雪菜に声をかけられた。
「……ここに学園の備品が片付けられているらしくて…それを出してくるように教頭から頼まれまして」
咄嗟に嘘をつくものの。
「小岩井さん、嘘をついていますね?」
雪菜の曇りなき純粋な瞳が、瞬時に嘘を見抜く。
もっと言えば小岩井の真面目な性格上、嘘は苦手なのだ。


