2日目


一磨が店内でボーっとしていると、一磨指名の客が入ってきた


一:「ご指名ありがとうございます、美香様。」


美:「もっと自然と言えるようにしないとホストとしては通用しないわよ?」


一:「ホストなんかなりませんから(苦笑)」


美:「一磨君ったらホントに(苦笑)」


美香が一磨の頭を撫でた瞬間、


生:「お客様、タッチはご遠慮頂いてますので。」


一:「この方は特別で、梨紗のお母さんだ。」


生:「失礼致しました。」


美:「しっかりしてるのね。」


一:「一応は(苦笑)」


それから暫くして美香が店を後にした


一:「あ、佑樹のお姉さん。」


姉:「あ、一磨君だ。指名一磨君で。」


生:「かしこまりました。」


一:「ご指名ありがとうございます。
こんにちは。」


一磨は膝を付き、鈴木の妹と同じ視線になった


妹:「こんにちは。」


一:「一磨って言います。お名前は?」


杏:「杏[アンズ]。」


一:「杏ちゃんね。
文化委員さん。」


文:「はい。」


一:「佑樹のお姉さんと妹ちゃんです。」


文:「可愛い~♪♪」


一:「お名前何でしたっけ?」


真:「真美[マミ]です。」


杏:「一磨お兄ちゃん、佑にぃは?」