家に帰っても、講の事しか考えられない。



もう、今までみたいに一緒にいられないって事?!

彼女に気を遣わないと行けない存在なの?!

もう、一番近くにいられないの?!

幼馴染って…そんなものなの?!



講の言った『幼馴染なんかと』の言葉が胸に刺さる。



考えれば考えるほど、胸がギュッと締め付けられて、目頭がグッと痛くなる。



泣きたくなるほど…淋しい。



お互いにカレカノ出来ても仲良く出来るって思ってた。
ダブルデートも有りかもって。

お互いの恋の悩みを相談し合って…



違う。
こんなんじゃない、違う!!

私は講と…こんな風になりたかったんじゃない!!




私のそんな考えは、講に彼女が出来て…あっさりと崩れた。