紫陽花~7色のヤンキー達~




倉庫の外に出るとリムジンが用意されていた



由斗の電話はきっとこれだなとか思いつつ乗り込む



乗り込んだ瞬間あたしは何者かに抱きつかれた



ビックリして辺りを見渡すと車内にはいつもの7人が勢ぞろい


あたしに抱きついてきたのは勿論比奈汰



『あれ?なんで皆いんの?』



「茉夜の友達の悠って子からいきなり茉夜を助けてって連絡が入って僕達急いで帰ってきたんだよ!!」



悠…


「茉夜お前なんともなかったのか?怪我とかしてないか?」



そう聞いてきたのは翡翠でなんだかもう1人パパができたみたい



そんな事を考えてたら笑いが込上げてきて笑ってしまった



『なんか翡翠パパみたい…大丈夫。何もされてないよ。むしろあたしが手ぇ出しちゃったし…』


あたしがそう言うと翡翠は安心したのか笑ってくれた



「茉夜…あいつに由斗に会ったか…?」



『会ったよー。めっちゃそっくりだった!!まさか比奈汰と汰叶以外にも双子居たなんてびっくりだよ。』