壊す…



『何で…』



「そんなのあいつが嫌いだから。僕はねあいつの全てを壊したいんだ。それで死ぬほど傷ついて心も体も壊れてしまえばいい。」



なんで?なんで?



わからない。なんでこんなに莢斗を憎んでるの?



『あたしだったら…あたしだったらこんな汚い真似しない。正々堂々真正面から行けばいいじゃん。』



あたしが静かにそういうと彼はまた不適に笑った



「ごちゃごちゃ煩いなぁ。イライラして他のやつら呼んじゃったじゃん。」



彼がそう言ったと同時に部屋のドアが開き男が4人入ってきた



『なんなのこいつら。』



「あれ~?怖がらないの?まあいいや。どうせ泣きわめくんだから。」