『んっ…』



眼を開くとそこは紫陽花のトップ部屋のような部屋



「あっ。やっと起きたんだ。」



声のする方を見てあたしは絶句した



そこには恐ろしいほど莢斗によく似た人物がいた



『!?』



あたしの反応の意味を既にわかっているか彼は面白そうに笑う



「くくっ。驚いた?無理もないよね。だって僕あいつと兄弟だもん。」



『きょう…だい…?』



兄弟ってことはまさか双子…?



「双子だよー。」



『嘘…』



「紛れもない真実だよ。吐き気がするけどね。水沢茉夜ちゃん僕はね僕の片割れが気に入ってる女の子がどんな子だか知りたいの。」


『知ってどうするの?』



「んー…壊す。」