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「今日はありがとねっ!!」



『ううん。こちらこそ何から何まで色々ありがとう。妹さんに喜んでもらえるといいね!!』



「羽李(うい)喜んでくれるかな…」


コイツはまじてシスコンだ


さっきからこればっかり(笑)



翔護の弱点かもねー



バンッ



『大丈夫!!こんなカッコいいお兄ちゃんからの誕生日プレゼント喜ばない子いないって!!』



あたしは翔護の背中を思い切り叩きながらそう言った



「っ…本当に!?よかった…」


『んじゃあまた明日ね!!バイバイっ!!』



あたしはそう言って家に入っていった




「ってぇ…マジで女の子の力じゃねぇよアレ…茉夜って何者?」



翔護がそんな事を呟いていたことをあたしは知らない