人生ゲームをしてる最中あたしのケータイが鳴った


『またか…』


着信音でわかる


どうせ7人の彼氏のうちの誰か


「いいの?電話でなくて?」


翔護がそう聞いてきた


『うん。どうせ彼氏だから誰かはわかんないけど。』


「彼氏!?出た方がいいんじゃないの!?誰かわかんないって何人もいんな!?」


そう聞いてきたのは比奈汰


『どーせ向こうも暇なだけだから。いいの。お互い好きじゃないから。多分次あたしが出なかったらもう二度と電話してこないだろうね。』


「そんな…そんなのダメだよっ!!自分を大切にしなきゃっ!!」


『してるわよ。だから彼氏にあたしの家教えたことないしましてやあたしの家のこと知りたい奴なんて誰1人いないわ。』


「それは違うぞ。お前は怖がってるんだ。自分をさらけ出すことや踏み込まれる事を。逃げてるんだよ。」


『なんで翡翠にそんなこと言われなきゃいけないの?どうでもいいじゃない。あたしなんて。責任感でこんな事してるだけでしょ。それならあたしに構わないでよ。』

「でも茉夜ちゃん僕達が女嫌いな事すぐ気づいたし我慢するなって言ってくれた。僕達にも少しくらい弱いとこ見せてよっ!!」



『弱いとこ?あたしにそんなところない。あたし人の事詮索する人嫌い。あたしが比奈汰と汰叶と翔護に言ったのはこっちが気分悪くなるから言っただけ。』



もうなんなの!?


知ったようなこと言わないで!!