「おい怜音!!こいつは女だ何言ってんだよ!!」
「だって強いしさー暇してるみたいだから。」
「コイツ強いのか?」
「強いよー。まあ実力はあっち行ってからね。」
おいおい勝手に行く方向になってるけどあたし行くなんていってませんよ?
あたしの考えてる事なんてわかるとでも言うように怜音はあたしを見てきた
「どうせ暇なんでしょ?だったらついておいで。あそこは暇なんて隙与えさせないくらい賑やかな場所だよ。」
その言葉に何故かとても惹かれた
思えばこれがあたしの運命の別れ道だったのかもしれない
怜音についていくと大きなバイクが二台あった
『これ乗るの?』
「そうだよ~。怖い?」
怜音がそう訪ねる
あたしは横に首を振った
『怖いんじゃなくて…初めてだからワクワクしてるの。』
あたしがそう言うと怜音は笑った
「てか俺達君の名前聞いてないわ。俺は小鳥遊怜音んでそっちの女みたいな「矢島希里だ。おい怜音俺は男だっ!!」
と希里が怒る
さっきも思ったけどきっと希里は気にしてんだろうな
『あたしは水沢茉夜。よろしく。』
「じゃあ煩い希里は放っといて行くか!!」
