『あんまり行かないからなぁ…覚えてない(笑)』
小学校の時はママが忙しくて日帰りで何処かにいくってかんじだったし死んじゃってからは行く気にもならなかった
お母さんが来てからもどうだったんだろってかんじ
ママかぁ…
はぁ…
「疲れたのか?」
そう聞いてきたのは未だに眠そうな顔をしている莢斗
『なんで?』
「別に…」
なんなんだ?
とりあえず何かを心配してくれたのは確かだ
『よくわかんないけどありがと。』
そういうと莢斗はあたしの頭をクシャクシャしてきた
しばらくすると燈頼があたし達の部屋のカードキーを持ってきた
「一応言っておきますが茉夜は1人部屋ですからね。」
と言いながらあたしにもカードキーを渡す
『えぇっ!?なんで!?枕投げとかみんなでワーってやりたかったのにぃ!!』
まじで
まじであたしやりたかったからね枕投げ
だからまさかの1人部屋に大ショックっすよ
「それ本気ですか?」
と驚愕の表情を浮かべる燈頼
『本気っす。』
とあたしは真顔で答える
約30秒間の燈頼とのにらめっこの末勝ったのは勿論あたし
大きな溜め息を吐きながら燈頼は気が向いたらと小さな声で言って他のやつらの元へ
