「茉…………茉夜っ!!茉夜!!起きてよっ!!」



『んん~おはよぉ…何どしたの?』


「あんたどんだけ寝てんの!?もう昼休みだよ!?てかあんた2年の楢橋先輩達と知り合いなの!?」


『昼休みっ!?あったしそんな寝てたの!?まじか…』


「あんた人の話聞いてる!?」


『もう昼休みって「「そこじゃなくて!!」」


「2年の楢橋先輩達と知り合いなのかって聞いてんのっ!!」


『楢橋ぃ?…………誰それ?』


あたしの睡眠の邪魔しといてまた変な質問するなんてこの2人何考えてんだ



「あんた楢橋先輩達を知らないのっ!?あの関東No.1の勢力を誇る紫陽花(あじさい)のメンバー楢橋莢斗(ナラハシサヤト)先輩達を!?」



誰だそれ


よっぽど意味が分からないという顔をしていたのか那菜衣と悠はため息を吐いてあたしを見た



「とりあえすあっち行ってきな。」



そういって悠が指差した方向に居るのは…