あたしと竜矢さんは草宮側のベンチに座った。 1階だから近くてよく見える。 「もうそろそろ始まりますよね…?」 「ええ」 すると視界が暗くなり何も見えなくなった。 来ている人たちはざわざわとする。 『皆様、今日はわざわざ会場にお越し頂きありがとうございます』 この声は門次郎さん?