この場所で過ごして 3




あたしと竜矢さんは草宮側のベンチに座った。


1階だから近くてよく見える。



「もうそろそろ始まりますよね…?」


「ええ」



すると視界が暗くなり何も見えなくなった。


来ている人たちはざわざわとする。



『皆様、今日はわざわざ会場にお越し頂きありがとうございます』



この声は門次郎さん?