この場所で過ごして 3




佐々木くんはあたしが肩に触れてた手を叩いた。



「…帰る」



佐々木くんは立ち上がりよろよろ歩きながら去ってしまった。



「なんだよ…、あいつ…」


「様子がどこかおかしいですね…」



佐々木くん…


また最初会ったころと同じように見えた。