「違う」 草宮はあたしを見る。 「見つけたらお前が陽を連れてこい、乃香」 「は?」 何を言ってるんだ、このお坊ちゃん? あたしが佐々木くんを連れてくるだと? 「さすがに知り合い警戒しそうだからな、陽」 「でもあたし体育祭中…」 「誰がお前の枠代わりにやってんだ?」 草宮はニヤッと笑った。 悔しい! なんか負けた気分!