俺は妻と相談し葉月を西園寺家の子供として迎えることにした。 まだ長男の一平は5歳、だから葉月が来てもなんとも思わないだろうと思った。 『父ちゃん!この子名前なんて言うの?』 『葉月だ、今日からお前たちの妹だ』 『妹だって!やったー!』 一平たちは葉月のことをたくさん可愛がった。 俺と妻もたくさんの愛情を一平たちと同じように葉月に注いだ。