この場所で過ごして 3




俺は妻と相談し葉月を西園寺家の子供として迎えることにした。


まだ長男の一平は5歳、だから葉月が来てもなんとも思わないだろうと思った。



『父ちゃん!この子名前なんて言うの?』


『葉月だ、今日からお前たちの妹だ』


『妹だって!やったー!』



一平たちは葉月のことをたくさん可愛がった。


俺と妻もたくさんの愛情を一平たちと同じように葉月に注いだ。