パシン! 礼央くんは葉月ちゃんの頬を叩いた。 「いい加減にしろ!お前の家族はお前のこと昨日から探してんだよ!」 礼央くんは声を上げ怒鳴る。 「居場所あるじゃんか!お前には家族がいる!待ってる家がある!」 「うっ…」 葉月ちゃんは目から大粒の涙を出した。 「だから帰ろうぜ、お前の家に」