「……反則…////」

飛鳥もめぐみの顔に照れる。

左手をハンドルから離し、頬に手をあてる。

「あ、飛鳥降ろして!」

めぐみはシートベルトを外し、車から降りる。

まだ学校まではかなりある。

「めぐみ?まだ乗ってれば?」

飛鳥は不思議に思い尋ねる。

「いいのっありがとね、飛鳥」

にっこり笑ってドアを閉めた。

「…!」

その顔に飛鳥は、

「だから反則だって…///」