あの屋上の事件から山方くんと接する機会はあんまりない。




たまに大塚くんが連れてくる程度…。





本当に大丈夫かな…。山方くんに恋をしたと知ってしまった以上接することがないのはキツイ…。






そんなとき、レナがあたしのところに飛んできた。






「ねえ、紗江きいてー。あたしね、雄大と今日も帰るんだけどね、雄大が紗江ちゃんもどうかなって言ってきたの。もちろん山方くん付きで。」






「えっ？そうなの？」





「もちろんオッケーよね。というかもうオッケーってことにしたんだけどね。」





そう言うとレナは自分の席に戻っていった。