300年前
―おんぎゃぁぁあ、おんぎゃぁぁあ
―まぁ、この赤子は左手に花の痣があるわ!!
―なんと!!恐ろしや…呪いの子よ、呪いの子よ!!
―このままだと、村に災いが起こるぞ!!
―そうだ!!そうだ!!今すぐその赤子を山に捨てて来い
そうだ!!そうだ!!そうだ!!そうだ!!そうだ!!!!!
―止めてください!!!
―何だと?
―その赤子なら私が引き取りますわ、
―良いのか?お前に災いが来るぞ?
―かまいませんわ、私は此処の巫女ですわよ?そう簡単に災いなんか来ませんわ
―そうか、だが、あずかるのでは、この町にいてもらっては困る、未来にいくのじゃ!
―分かりました、それではその子は私が……
―うむ、よいであろう