ガラガラガラ

「失礼します」

ほとんど先生帰っちゃってる・・・。

「あの・・水野先生いますか?」

「あら、どうかした?」

「あの・・・」

「?」

「これ・・」

あたし達は恐る恐る水野先生に花瓶の破片を見せた。

「割れてるじゃない!どうして!?」

「あ・・・えと・・・」

怖い・・水野先生の目から炎が見える・・・。

「空乃が中庭で夏恋待ってたら、いきなり上からこの花瓶が落ちてきたんです」

たっ太陽・・・そんなサラッと言わないでー!。

「それで?」

「誰が落としたのかは分からないけど、一様水野先生に言わないとヤバイなと思って」

「・・・・」

あーもう・・。絶対怒られる・・。

「そうゆうことね。分かったわ」

・・・あれ?

「いい・・んですか?」

「ええ。そんなことより。あなた怪我は?」

「あ、大丈夫です・・けど・・」

「そう。なら良かった」

おっ怒らない・・?

「もう暗いわ。花瓶のことはいいから、今日はもう帰りなさい」

「はい。すいませんでした。失礼します」

グイッ

太陽に腕を引かれながら職員室を出た。

ガラガラガラ

「ふう・・・」

「太陽ありがと」

「いいって。それより・・早く犯人見つけねーと」

太陽は険しい目でそう呟いた。

「そうだね・・」

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