「ぎぃやぁぁぁ!……っむぐっ!」 叫んだら手で口を塞がれた。 「色気ねぇ声…」 間近に聞こえる新太の声。 ジタバタ暴れて抵抗する私を彼は冷たい目で見ていた。 「静かにしろよ。バラすぞ?」 口が塞がれているせいでしゃべれない。 ばらされるのは嫌だけど、この状況も嫌だ。 だって…見た感じはイチャイチャしてるラブラブカップルなんだもん。