でも、私は優しいから 約束通りこうして待っててあげてる。 偉いぞ私! でも、それにしても… 遅い。 遅すぎる。 もう授業は終わっていて、校門前は帰る子や部活に行く子で溢れかえっている。 中学生が不思議そうに私を横目で見ながら通りすぎていく。