私は臆病者だから




私と亜弥と先輩。


今の関係を壊したくない。





「…新太」




小さな声でそう呼ぶと




「よくできました。」




優しく頭をなでる彼。






そんな姿がさっきの先輩の姿に重なる。










神様…




叶わぬ恋を追いかける私は馬鹿なのでしょうか。





違う…



私の一番馬鹿なとこ…



それは、こんな奴の言いなりになってるところ─…