おねがい....


「「あ...」」

びっくりした。

屋上を出たところの階段に
コウタ君が下を向いてすわっていた。


コウタ君も授業サボってたんだね…


私は勇気を振り絞って
「今日話したいことがあるから、放課後部活終わったら話そう。」
と言った。

「わかったよ
俺もちゃんと話したいと思ってた。
一方的に言って、ハルの思ってる事聞けなかったから…
いつもの場所で待ってる」

「うん。
わかった、ありがとう。
じゃあ放課後ね」

そう言ってばいばいして
コウタ君は自分の階へ戻って言った。