あたしたちは
ちいさなテーブル一つ挟んで
向かい合わせに座った。
「…じゃぁ、問題はないな?」
「はい!そりゃあ順調で…」
報告が終わると先生は
椅子に深く腰かけた
両手を頭の後ろで組んで
あたしを見つめてくる
「お前ら仲いいからな…
すげぇ楽しいだろ?」
「は、はい…」
あ、噛んじゃったっ
「ははっ、緊張?
お前、送ってったときも緊張してたよな」
「先生、覚えてるの…?」
「まあ、な。生徒乗せたの
お前だけだし、忘れられないだろ」
あたしだけなんだ…
先生の記憶の中にあたしは
ちゃんといるんだね
